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藤平光一氏 藤平式呼吸法

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藤平光一氏 藤平式呼吸法

オナ禁と呼吸法の記事でも紹介しましたが、意識的な深く長い呼吸というのは健康増進だけでなく、脳力や精神力を増強するために不可欠です。おすすめの呼吸法を紹介したいと思います。合氣道家の藤平光一氏(とうへいこういち、1920年1月20日 – 2011年5月19日)が、心身統一、健康維持のために実践し、勧めていた呼吸法を紹介します。

呼吸法の極意

言葉の「気力」が人を動かす [藤平光一]より引用

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「出づる息は天地万世に及び、吸う息は腹内の寸分の内におさまる」
これが呼吸法の極意である。出づり息、吐く息は天地いっぱいに広がっていくつもりで吐き、吸う息は腹内の無限小の一点におさめるつもりで吸う。腹内の一点は臍(へそ)下だが、一般に言う臍下丹田とは違う。無限小でありながらゼロではない一点である。具体的な方法を説明しておこう。


正座をして足の両親指が重なるようにする。両膝の間隔はちょうどこぶしが二つくらい入る程度に開く。両手は腿(もも)の上に乗せる。背筋を伸ばし、臍下の一点に心をしずめ、全身の力を抜く。前に書いた「天地の正位に立つ」姿勢だ。目を閉じ口を軽く開いて「ハー」と静かに息を吐き出す。体の隅々の息を吐ききってしまうイメージで行う。吐き切ったと感じたら、軽く上体を倒し、最後の息を静かに吐き出す。爪先の息まで吐き出すことを思い浮かべるといい。正式な時間で言えばこれが22秒。吐き終わったら、上体を前に倒したままの姿勢で、鼻から「スゥー」っと静かに息を吸い込む。


爪先から脚、腰、下腹、胸と全身に息を送り込むことを思いながら十分に吸い込む。体中に息が充満したら、上体を起こし、最後に静かに息を吸う。今度は頭に息を吸い入れるイメージである。この息が充満している上体で5秒ほど臍下の一点に心をしずめて待つ。その間に、酸素は全身をめぐるのである。これが、また22秒。そして、再び、息を吐き出すところから始める。これが「藤平式呼吸法」だ。吐くのも吸うのも自然に、出づる息は出づるに任せ、吸う息は吸うに任せる、という気持ちで行う。

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藤平光一氏について

藤平光一 心身統一の四大原則

  1. 臍下の一点に心をしずめ統一する
  2. 全身の力を完全に抜く
  3. 体のすべての部分の重みをその最下部におく
  4. 氣を出す

心身統一の四大原則について<<<<